今回は、少し特別な施工事例をご紹介いたします。
地元の方々から大切にお祀りされている「祠(ほこら)」の屋根改修工事のご依頼をいただきました。
地域への日頃の感謝を込め、本工事は当社の寄付事業(ボランティア)として実施させていただきました。
ご要望・問題点
古くから地域の皆様に見守られてきた祠ですが、長年の風雨に晒され、屋根部分の老朽化が進んでいました。
- 地域の心の拠り所として、これからも長く綺麗に保っていきたい
- 雨漏りなどで内部のお社が傷んでしまう前になんとかしたい
- 風雨に強く、長くもつ丈夫な屋根にしてほしい
このような地元の方々の切実な想いと、大切な地域のシンボルを守りたいという願いをお伺いし、耐久性が高く見栄えも美しい「銅板屋根」への葺き替えをご提案いたしました。






具体的な施工内容と、当社の取り組み
今回、新しい祠の屋根には「銅板」を使用しました。
銅板は耐久性に非常に優れているだけでなく、年月が経つにつれて深みのある緑青色へと変化し、周囲の景色に馴染むような美しい風格が出てくるのが特徴です。
従業員育成と技術継承の場として
実は、今回の祠の屋根工事は、当社にとって単なる施工実績にとどまりません。
「若手職人の技術育成の場」という重要な裏テーマを持って取り組みました。
祠のような社寺建築特有の複雑な屋根の造り(曲面や細かな納まり)は、高度な板金技術と繊細な加工が求められます。
今回は熟練のベテラン職人が監督・指導にあたり、これからの当社を担う若手・中堅の職人が主体となって、銅板の寸法取り、曲げ加工、そして実際の葺き上げまでを行いました。
普段の住宅工事ではなかなか経験できない特殊な納まりを実際に手を動かして学ぶことで、職人たちの技術力は大きく向上しました。



